現在、地域の高齢者向けのサービスである「敬老パス」の見直し・廃止が検討されていることが明らかとなりましたね。
自分のアシで長距離を移動できないご高齢の方にとっては、重宝される代物でしたが、今ではその存在意義自体が揺るがされているということです。
敬老パスとは?
そもそも敬老パスとは、高齢者の社会参加を促進する目的で導入された乗車証の一種でした。
自治体による助成金によって賄われますが、その実態は「事業者の負担がかなり大きい」ということです。
この問題を解決するために、ICカードの導入などが実施されてきました。
しかし、現代の日本は「少子高齢化」と言われて久しいです。
つまり高齢者が増加の一途を辿る中、高齢者向けの敬老パスの負担は膨れ上がる一方だということです。
その結果、多くの自治体では赤字経営を強いられているのが現状だということですね。
敬老パスは無駄でいらない?
政令指定都市などで制度の見直し・廃止が検討されている中、世間では「敬老パス不要論」について語られる声が多く出ています。
敬老パスいらないいらない。
支援対象者だけでいい。
一番お金とって一番現役に迷惑かけてるだけの世代。#スッキリ— ど (@Tokitam2) December 18, 2019
お金がなさすぎて、交通費も出せなくて、就業を始められない人がいる。
敬老パスをなくして、所得で交通パスを出したらいいのに。
年金もらったら数日でパチンコ屋さんに貢ぐうちのじい様に敬老パスはいらんわ。貧困にあえぐ現役世代に予算を回してくれ。— 菊 (@Qianhui_eye) April 12, 2022
若者を差し置いて高齢者ばかりに優遇措置をとっていることに不満を抱える人も多いみたいです。
必要なところに必要な分だけ支給してもらいたい、という声が多かったですね。
高齢者優遇も必要ですが、若年層に対する支援も検討していってほしいということですね。
不正
そして中には敬老パスを利用する際、有効期限の部分を隠して提示するといった不正行為も問題視されています。
このことも、今回の制度見直しに至った理由の1つであると考えられますね。
高齢者の全員がそうではないですが、中には小細工する輩もいますからね笑
まとめ
今回は、各地域で見直し・廃止の流れとなっている「敬老パス」についてまとめてみました。
ところで、敬老パス肯定派では「廃止するということは高齢者に社会参加させないということになる」という主張もありましたが、このご時世にバス・地下鉄代を払うのに事欠くご老人が果たしてどれほどいるのでしょうか…
敬老パス廃止=高齢者の社会参加拒絶というのは暴論すぎると思います。
これからどのような見直しがされるのか、続報に注目ですね。