東京オリンピック2020がコロナ禍の中、2021年夏に開催されました。
コロナの影響で暗くなっているムードではあったものの、アスリート達の一生懸命な姿に日本中が感動しました。
しかし、このビッグイベントの裏では高橋治之元理事が賄賂を受け取っていたことが判明し、話題となっています。
オリンピックという神聖なイベントでこのような不誠実な出来事を行うことは、たくさんの方が不快な気持ちとなったことでしょう。
今回は高橋治之元理事がどのような人物なのかや事件概要について調査しました。
高橋治之の出身や経歴
プロフィール
生年月日:1944年4月6日
出身 :東京都
出身大学:慶應義塾大学法学部
慶應義塾幼稚舎、慶應義塾高校を卒業後、慶應義塾大学へ進学しました。小さいころから慶應ということは、お金持ち家系であることは間違いないですね。
大学卒業後には、電通へ入社しているのでまさにエリート街道を通ってきた人物です。
電通に勤務していた際、スポーツマーケティングに関する部門を作り上げたことで電通の中でも力を持っている人物でもあります。
部門の中心人物として国際サッカー連盟の会長とも人脈があり、サッカー界でも重要人物となりました。
過去にはJリーグ創設や日韓ワールドカップにも重要なポジションになり、スポーツ界で力を持っていることは間違いないですね。
退任後、「東京オリンピック・パラリンピック組織委員会」の理事に就任。
高橋治之元理事は、「株式会社コモンズ」の代表取締役会長をしており、弟である高橋治則は「イ・アイ・イ・インターナショナル」の社長です。
弟である高橋治則は、“1兆円の資産を持つ男”や“環太平洋のリゾート王”と呼ばれるほどの人物でした。
エリート兄弟であることがわかりますね。
高橋治之元理事の家族構成は妻と長男、長女であり、長男の高橋義郎さんはTBSで勤務をしています。
父親が有名人で賄賂問題により逮捕されたとなると肩身が狭そうです。
事件概要について
今回のニュースでは、広告代理店の「大広」から賄賂を受け取っていたとのことですが、過去にも2度ありますので今回は3度目となります。
こんなにあると明るみに出ていない件がまだまだあるのではないかと疑ってしまいますよね。
「AOKIホールディングス」、「KADOKAWA」や広告代理店の「大広」から賄賂をもらっていたことが明らかになっています。
「AOKIホールディングス」は、東京オリンピックのスポンサーでした。
高橋治之元理事は「AOKIホールディングス」から賄賂として計5100万円を受け取り、逮捕されています。
また、前会長の青木拡憲、前副会長の青木宝久、専務執行役員の上田雄久が関わっていたことが判明しているため贈賄の容疑者として起訴されています。
続いて「KADOKAWA」から計7600万円の賄賂を受けとったことで2度目の逮捕となりました。
「KADOKAWA」元専務の芳原世幸、元担当室長馬庭教二も起訴されました。
そして最近取り上げられた問題は「大広」から計1500万の賄賂を受けとったことが関係者の取材で判明しました。
「大広」は広告会社であり、語学関連企業の五輪スポンサー契約業務を依頼していた。
オリンピックを完全に個人的なお金稼ぎに使用していることは許せませんね。
まとめ
オリンピックを私利私欲のために利用する人が多いことにがっかりですね。
高橋治之元理事のような人生はエリート中のエリートであり尊敬されるような人物であったと思いますが、今回の賄賂が判明したことによって信頼はなくなったことだろうと思います。
4度目の逮捕がでないといいですね。