18歳以下への10万円給付が決定してからしばらく経ちます。
当初は、10万円のうち半分は現金でもう半分はクーポンでの配布となっていましたが、ここにきて全額現金でも可能となったということです。
クーポン給付の目的は、使途を限定し消費換気することでありましたが、そのクーポンも現金になるということで、この時点で何とも骨のない政策ですね。
国民に何か言われるとその通りに動いてしまい、下馬評を高めるのに必死なのが伺えます。
今回は
18歳以下給付金は意味ない?
目的や意味は何なのか?
世間の口コミは?
これらについてまとめてみました。
18歳以下給付金の目的や理由は?
今回、18歳以下の子供に対して10万円が支給されるわけですが、そもそも目的や理由は一体どういったものなのでしょうか。
表向きの目的は「困窮生態を中心に、コロナ禍で衰退した日本経済を活性化させること」ということになります。
つまり、10万円を支給するから積極的に消費活動を行って欲しい、という名目です。
しかし、所得制限の条件がクセモノで【世帯主の年収が960万円以下】ということですが、これがガバガバでほとんどあってないようなフィルターとなっています。
問題の1つとなっているのが、上記の所得制限だとほぼ全ての子育て世帯が対象となり、困窮者とそうでない者の区別がなされていない、ということです。
そして、子育て世帯のみを対象として支援しているのも、今回の政策の「本来の目的」を果たすのに理にかなっているともいえませんね。
2022年7年25日までに、第26回参議院議員通常選挙が行われます。
”バラマキ”とも揶揄される今回の給付は、参議院選挙に向けての自公による集票目的である、といった意見もあります。
国民が納得できるよう説明がなされなければ批判を食らうのも至極当然ですね。
18歳以下給付金は意味ない?
18歳以下給付金の政策は、決定当初より多くの批判を呼んできました。
その多くは「所得制限の条件が意味不明」「たった10万円では何も変わらない」といったものでした。
18歳以下に対する給付金は本当に意味がないのでしょうか?
生活困窮者が10万円を支給されたとしても、それが即座に消費行動に繋がるかと言えば微妙ですよね。
大半の人は将来に不安を抱えてとりあえず貯金しておこう!と考えるのが常識かなと思います。
エコノミストによる批判
実際に、今回の政策は著名なエコノミストからも強く批判されています。
明治大学社会福祉研究者の岡部卓氏
「十分な給付水準とはいえず、コロナ対策としての経済対策として(福祉対策としても)、制度設計上(目的・対象・水準・政策効果等)からしてその体(てい)をなさない不十分なものとなっている」
引用元:自公の出来レース「18歳以下のこどもに10万円」がいかにマヤカシか! 6人のエコノミストが猛批判する理由: J-CAST 会社ウォッチ【全文表示】
野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミストの木内登英氏
「給付金の経済効果も、期待したほど大きくはならない可能性が考えられる。給付金のように一時的な所得は、月例給のように経常的な所得と比べて貯蓄に回る比率が高くなる。給付金は、新型コロナで所得が大きく減った個人、世帯に対象を絞ったものとするのが適切だ」
引用元:自公の出来レース「18歳以下のこどもに10万円」がいかにマヤカシか! 6人のエコノミストが猛批判する理由: J-CAST 会社ウォッチ【全文表示】
専門家の方たちによると、給付金などの一時的な収入ではほとんど意味がないというものでした。
18歳以下給付金の口コミ
18歳以下給付金の政策に対する昨今の口コミを見ていきましょう。
ますますクーポン作る意味がわからん
最初から一律現金でええやん
— 西のヤマキ@長野(〜2/28) (@chinaneko92) December 7, 2021
子供とか制限なく希望する国民に給付してほしいよな。
— たろやま (@taroyama615) December 7, 2021
クーポン使い難い
現金にしてください— まいむ (@Maimu827) December 7, 2021
やはり最も多く見られたコメントが「一律現金での給付希望」でした。
遊び盛りの中高生からすると、またとない機会ですからね笑
クーポンで用途を限定しない方が融通が利いて消費活動に繋がりやすいという、政府にとっては裏目に出る可能性もありますね。