石原伸晃が内閣官房参与はおかしい?給与や報酬についても調べてみた!

  • 2021年12月3日
  • 2021年12月3日
  • 政治
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岸田首相は内閣官房参与に元衆議院議員の石原伸晃氏を任命することが明らかとなりましたね。

岸田氏によると、石原氏の担当は「観光立国」ということで、新型ウイルスなどによって衰退した経済社会の再開に向けて国内外の観光客を増やすのが目的とのことです。

なぜ石原氏なのかというと、過去に第3次安倍政権で経済財政政策の担当大臣・観光立国の担当大臣を歴任しているからとのことですね。

ところが、10月の衆議院選で落選した石原氏が起用されることについて、非難が殺到しています。

石原伸晃の内閣官房参与はおかしい?

そもそも内閣官房参与とは何なのかについて簡単に確認していきます。

・首相によって任命され、当分の間、内閣官房に参画

・主な任務は首相の諮問に答え、それに対して意見を述べる

・原則非常勤とされる

参与においては決定権は無く、完全に首相の補佐的なポジションとなります。
しかし、民意のおめがねにかなわず落選した元議員が任命されることに対して、怪訝な反応を示す人が目立ちました。

石原氏は現在国会議員ではありませんが、内閣官房参与に任命される条件としては「ある分野に精通している優れた人材」とあり、”議員”である必要はないようです。

議員でないからこそ、任命されたことに国民の怒り買うのも当然といえばそうでしょう。

これではなんのための選挙なのか分かりませんね。

ゾンビ”と呼ばれても致し方ないかも知れません…

 

たしかに任命することについて、ルールは破っていません。

仮にも選挙で落ちた政治家を人選するというところにモラルの問題があるのではないかと思います。

経済政策・観光立国に携わってきた政治家の方となると、なにも石原氏の他にいないというわけでもありませんからね。

内閣官房参与の給与や報酬は?

国民が懸念する問題の1つには「給与・報酬の有無」でしょう。

首相の独断で内閣に参入され、報酬までいただくとなると、国民からすると決して穏やかではありませんね。

結論からいうと、内閣官房参与に任命された人にはちゃっかり給与が与えられます。

それも日当26900円で、勤務1日につき貰えることとなります。

さらに、内閣は税金で運用されているので、これも国民の血税から出るということになります。

議員報酬とまではいきませんが、高額な報酬を受け取るということですね。

内閣官房参与の現在は?

現在、内閣官房参与として配属されている方には、経産官僚:今井尚哉、経済学者:熊谷亮丸、医学者:岡部信彦、計算機科学者:村井純、財務官:岡村健司、総務官僚:山崎重孝、元秘書の飯島勲がいます。

各分野の専門家が名を連ねています。

ただ、上記の人間は元秘書官・官僚・その他学者などで、今回のように選挙に落選して内閣に復帰するという経緯が無いので、叩かれることはなかったと言えます。

あるいは今回の石原氏の起用は、完全に専門家としてのものだったのかも知れません。

まとめ

今回は、岸田氏によって内閣官房参与に元議員である石原氏が任命されたことに関して、取り上げてきました。

ただ、難しいところもありますよね。

選挙に落選することと政治的な能力の有無は必ずしも一致しませんから。

ただ、岸田首相がバッシングを受けてでも、石原氏を任命した何か大きな意味があるのかなとも考えてしまいます。

国民として今できるのは、岸田首相を信じることだけなのかもしれませんね。