岸田文雄さんが首相となり、菅内閣から新たに岸田内閣へと移り変わりましたね。
岸田氏からするとさあこれからと言うところですが、先日実施された世論調査での岸田内閣支持率の低さからすると、あまり幸先の良いスタートとは言い難い状況ですね。
ちなみに支持率は4〜5割となっています。
はっきり言うと、大衆からはあまり期待されていないようですね。
そこで今回は、なぜここまで支持率が低いのか、考えられる理由をまとめていきます。
岸田文雄の政策方針
岸田氏の支持率を考える上で、まずは彼の基本的な政策方針や思想について、もとい背景を確認していきます。
岸田氏はこれまで、文部科学副大臣・特命担当大臣・外務相・防衛相・国会対策委員長・政務調査会長と歴任してきました。
岸田文雄のこれまで
岸田氏は衆議院議員であった父の秘書として政界入りしました。
自民党公認のもと、総選挙で当選を果たした岸田氏は、父が所属する派閥・宏池会に入属することとなります。
当時の宏池会の代表・加藤紘一によって引き起こされた「加藤の乱」には、指から出した血で著名して参加しています。(血判状)
ここに、信念を貫くという大義のためなら自分の身も削る、岸田氏の狂気の側面が見えますね。
2012年には古賀誠さんが派閥から抜けると、後任代表となりました。
岸田派の誕生ですね♪
安倍内閣では、政調会長となり活躍することで、ポスト安倍として党内で支持を得ていました。
以前から首相の座は虎視眈々と狙っていたわけですね。
去年の総裁選では菅首相に敗れ、2位に終わりましたが、今年は悲願を達成しました。
岸田文雄の思想
北朝鮮への圧力強化に賛成
原発ゼロに反対
核兵器の廃絶に賛成
憲法改正に賛成
なので基本的には資本主義の政治家です。
今の世界情勢から考えると、核兵器なしでまともに圧力などかけられるのでしょうか。
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岸田文雄の低支持率の要因
内閣支持率を考える上で、留意しておくべきポイントがあります。
それは、世論調査は不特定多数の国民が含まれているということです。
つまり、世論調査には選挙に行く人以外も含まれるので、信憑性のある結果だと言い切れない部分もあるということですね。
ここでは、そういった御託は横に置いておいて、単純に世間からの内閣に対する評価(支持率)が低い理由についてまとめていきます。
自民党への懐疑心
岸田内閣の支持率が低い理由には、岸田氏自体への印象ではなく、岸田氏が所属する政党自体に対する国民の懐疑心が影響しているということが考えられますね。
安倍政権から菅政権に移り変わった時は、期待していた国民が多かったと思われます。
しかし、いざ蓋を開けてみると裏切られたといった感情を抱いた国民も少なくはなかったのではと思われます。
そういった中での今回の岸田内閣ですから、「期待しよう!」と考えることもないでしょう。
また、立憲民主党の枝野幸男代表は「安倍政権と菅政権、どうちがうのか説明していただきたい」と批判しています。
これをもって、「自民党は変われない」と避難しています。
つまり、岸田氏の政策は限りなくアベノミクス寄りということができるでしょう。
岸田氏のカラー
先述したとおり、岸田氏は基本的に安倍晋三さんの思想を色濃く受け継ぐ首相です。
党内からも「これじゃ第四次安倍政権」という野次もとんでいます。
岸田氏の背後に安倍氏の影がちらつき、岸田市の独自色が見られないことが、国民の不安を煽る要因の1つになっていると思われます。
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まとめ
岸田政権の支持率が低い理由について考察してきました。
最初の支持率が低くても、国民の納得する政策をキッチリしていけば、応援してくれる人も次第に増えてくるでしょうから、現時点での支持率は気にする必要は全く無いと言えますね。