2日ほど前、アメリカでケンタッキー州を含む6州でおよそ30以上の竜巻が発生し、住家などに甚大な被害を及ぼしました。
今回は
竜巻による被害状況は?
竜巻の風速や威力は?
竜巻の原因は?
ケンタッキー州の竜巻の被害状況は?
今回の竜巻による被害が最も大きかったのはケンタッキー州のメイフィールド市で、亡くなられた方は70〜100人超に及ぶ可能性があるとしています。
アメリカの6つの州 (ケンタッキー州、アーカンソー州、イリノイ州、ミズーリ州、ミシシッピ州、テネシー州) で複数の竜巻が発生し多くの方が亡くなりました。ケンタッキー州知事は、少なくとも70人が死亡したとみられるとしたうえで、「100人を超えるかもしれない」との見方を示しています。 pic.twitter.com/Q5ynVfFjDP
— 高埜 (@RWyb9jjdwntlyU9) December 11, 2021
映像でも確認いただける通り、街は車・家屋などが全てスクラップ状態となりました。
まるで津波でも来たかのうような光景が広がっていますね。
アメリカでは過去10年で最悪の規模との見解も出ています。
ケンタッキー州の竜巻の風速はや威力は?
ケンタッキー州で過去最大の被害を及ぼした竜巻ですが、風速や威力はどれほどのものだったのでしょうか。
今回の竜巻では、ほぼ全ての住家が倒壊し、車もペチャンコにされていることから並大抵の竜巻ではないです。
竜巻の風速は被害状況や大まかに風速を計測する仕組み(藤田スケール)があり、竜巻の規模ごとにF0〜F5まで6段階あります。
被害状況からすると、F3以降の風速90〜140m/sとなることが予想されます。
これくらいの威力となってくると、住家はほぼ跡形もなく吹き飛ばされ、自動車も数十mという高さまで持ち上げられ、どこからともなく重いものが吹っ飛んでくる、という地獄のような状況となります。
過去にアメリカで記録史上最大の人的被害をもたらした竜巻は、F5(風速140m/sほど)と推測されています。
およそ695人の命が失われました。
日本国内では、今のところF4以上の竜巻は確認されておらず、国内史上最大とされる竜巻はF3(90m/sほど)です。
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ケンタッキー州の竜巻の原因
一般的にアメリカでは高頻度で竜巻が起き、その規模も凄まじいものがあります。
「陸上の竜巻」「海上の竜巻」「上空の竜巻」と区別されるほどアメリカ人からすると身近な現象であり、竜巻大国とも呼ばれています。
年間で800以上の竜巻が起きているとのことです。
特に、アメリカの中西部あたりでは地上と上空の寒暖差が大きく、積乱雲が発達しやすい地域です。
さらに、標高の高い山が比較的少ないことも竜巻が発生しやすい理由の1つとされています。
おそらく今回の竜巻は中西部で発達した竜巻が中南部に移動したのでしょう。
それによってケンタッキー州では過去最大の被害を受けたということです。
今回のアメリカの竜巻発生の原因に地球温暖化などの異常気象が睨まれています。
しかしこれについては、「温暖化による水蒸気量の増加が異常気象の発生に寄与している」という意見もあれば、「温暖化が竜巻発生のブレーキとして役立っている」という意見もあり、専門家でも頭を抱えている状況で、竜巻発生の原因に至っては他と違い複雑で、100%温暖化によるものであるとは言えないようです。
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まとめ
今回はケンタッキー州で過去最悪の被害を及ぼした竜巻の被害状況・風速・原因についてまとめてきました。
アメリカのバイデン大統領は緊急事態管理丁に連絡をとった上で、「米国史上最大級の竜巻になるだろう」と主張しています。
”米国史上最大級”はどうなのか分かりませんが、少なくともケンタッキー州では過去最大級の竜巻となりました。
竜巻大国のアメリカとしては、残念ながら今後もこういったリスクを抱えて生きていくこととなるでしょうが、今一番大事なのはアメリカ政府の対応ですね。