自民党と統一教会が問題視されて、公明党と創価学会が問題視されないのはなぜ?

安倍晋三元首相の銃撃事件から、再三報道され、問題視されている『自民党』と『旧統一教会』の関係。

宗教と政治の関係は今に始まった事ではなく、自民党より宗教のイメージが強いのが『公明党』である。

『公明党』と聞くと『創価学会』と紐づく人も多いであろう。実際私のところにも学会員から「次の選挙は公明党に投票してください!」と電話が来たこともある。

 

自民党と旧統一教会が問題視され、公明党と創価学会の繋がりが問題視されないのはなぜなのか。独自に調査してみました。

 

公明党と創価学会の関係性

公明党の公式サイトにはこう書かれている。

公明党は、1964年11月17日に、池田大作創価学会会長(当時)の発意によって結成された政党です。以来、創価学会の仏法の理念に基づき、「個人の幸福と社会の繁栄が一致する、大衆福祉の実現」「人間性の尊重を基調とした民主主義をつくり、大衆とともに前進する大衆政党の建設」を目指してきました。ただし、創価学会と公明党との関係は、あくまでも支持団体と支持を受ける政党という関係であり、「あらゆる階層のいっさいの民衆を包含しうる大衆政党」であると綱領にも明記している通り、公明党は国民全体に奉仕する国民政党です。

(当時の)創価学会会長が発足した政党であるので、政党の目指すものと創価学会が目指すものが一致する。すなわち、多くの学会員が支持する。という流れは理解できた。

さらに、公式サイトに『学会員じゃないと党員になれないのか?』という質問に対しての解答が下記のように書かれています。

公明党の綱領及び規約を守り、政策および諸決議を実現するために党活動に参加しようとする18歳以上の人は、国籍を問わず党員になることができます。また、党員になろうとする人は、党員2名以上の紹介により、所定の事項を記載した入党申込書を支部長を通じて都道府県代表に提出し、その承認を受けなければならないことが党規約に定められています。

公式サイトによると学会員でなくても、公明党員になれるようです。

 

自民党より宗教とのつながりが強そう

こうしてみてみると、自民党よりも宗教とのつながりが深そうな感じがします。

 

でも報道されるのは、自民党と旧統一教会ばかり。

これは、旧統一教会が宗教団体だから、という訳ではないようです。

 

なぜ、旧統一教会ばかり問題視されるのか。

それは、旧統一教会の霊感商法が問題視されているからである。

すなわち、政治と宗教団体の関係が問題視されているわけではなく、霊感商法のような(詐欺と思われてしまう可能性がある)ことをしている団体との繋がりが問題視されている。ということでしょう。

 

法律的にグレーなことをしている(可能性がある)団体がたまたま宗教団体『旧統一教会』であったために、その宗教団体からの支援を仰いでいた自民党がバッシングされてしまっているという結果なのでしょう。

まとめ

旧統一教会との関係が問題視されている理由は、『宗教団体だから』ではなく『政治と関わってはいけない団体だから』ということであることがわかりました。

宗教団体から支援を募ること自体が問題視されているわけではないため、公明党と創価学会の関係については問題視されていないようです。