茨城県で側溝のフタを盗むという事件がありました。1枚40㎏とかなり重いものですが、それを約50枚ほど盗んでいたそうです。
今回はこの事件を利用して金属類がなぜ盗まるのか考察してみました。
金属類が盗まれる原因は金属類の高騰が原因?
今回盗まれたのは「グレーチング」という金属製の側溝のフタです。
大きさや素材などもいろいろありますが、40kgと重いところから亜鉛メッキで作られたものかと思われます。
そんな亜鉛メッキの価格ですが、2022年9月現在1kg490円ほどです。
2019年で1kg240円でしたので約2倍になっています。
なので価格は高騰しているのは事実です。
ただ高騰しているからと言って側溝のフタを盗むのは理解できません(笑)
海外ではよく盗まれるものでなぜ日本では盗まないのか理解できないとの意見もあるそうです。
なのでその辺にあって少ない量でそこそこの値段で売れるのが盗まれる理由かと思います。
他の金属類は高騰していないのか?
他の金属の相場も昔に比べれば上がっています。
主に、銅、パラジウム、ニッケルなどあります。
ただ過去にもっと高い時代もありました。
なので最高値で盗んでいるわけでもないです。
ということは値段関係なく単純に盗みやすいから盗んでいるのかもしれません。
金属類を盗む際に盗まれやすいものは?
ちなみに過去に盗まれた事件として有名なのが、「銅線」、「マンホール」、「すべり台」などがあります。
銅線などは今も盗難が相次いでいるそうです。
銅線はソーラーパネルに利用されているそうで、無人で外に大量においてあるので標的にされやすいそうです。
今回茨城県で盗まれた側溝のフタはおそらく50枚ほどだそうです。
という事は全部現金化できていれば105万円になります。
こうやって数字にすると確かに盗みやすくてお金になるなら標的にしやすいですね。
盗んだものは売れるのか?
個人的に思うのは盗んだものが売れるのか?という疑問だ。
今回の事件でも自宅に大量のグレーチングが見つかったとのこと。
ということは盗んですぐには売らないらしい。
調べてみると銅線なんかもそうだが、わざと汚して正規に仕入れたのと混ぜたりとかほとぼりが冷めるまで待つとかあるらしいです。
グレーチング盗難はかなりメジャーな盗難物でかなり捕まっている人も多い。
なのでどんなやり方をしても捕まる可能性は高いでしょう。
最近ではグレーチングが盗まれないようにワイヤーで固定することも普通になってきてるとのこと。
今後は被害も少なくなるでしょう。