毎年、数多くの観光客が訪れ、京都の観光名所で世界遺産でもある西本願寺(通称:お西さん)から徒歩約10分程の仏具店で火災が発生した。
7日午前11時半ごろ、京都市下京区堀川通七条上ルの仏具店「鷲見法衣佛具店南店」から出火、鉄骨2階建て約200平方メートルが全焼した。京都市消防局と下京署によると、隣接の仏具店のひさしや、旅館の窓ガラスや外壁も焼けた。けが人はなかった。
消防隊が消火活動をしている画像を発見した。
Twitterでも話題にしている人もいた。
新幹線京都駅通過中…工場など無いエリアから濛々と煙が上がってる。お焚き上げ⁉︎まさかの火事…⁉︎ pic.twitter.com/vBGzCPMJpk
— 中西圭三🌞 (@keizo1111) November 7, 2022
画像からも、周囲にまで煙が立ち込めているのがわかる。
現場は西本願寺から堀川通を挟んで南東に位置し、仏具店や土産物店などが並ぶ一帯らしく、この出火元となった「鷲見法衣佛具店南店」も仏具店の一つである。
普段は倉庫として使用されているらしく、火を扱うことはしていないと店の関係者は周囲に話しているという。
この「鷲見法衣佛具店南店」をグーグルマップで調べてみたが、京都駅からほど近く、西本願寺の目の前ともいえる場所にある。
出火元となった「鷲見法衣佛具店南店」の隣接施設は「福永念珠舗 西本願寺店」という仏具店と旅館の「あづまや」である。さらに、あづまやの先にも「和泉屋」という旅館が建ち並ぶ。
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通常旅館であれば、宿泊している人がおり、火災の煙によって被害にあってしまう人もいるであろうが、鷲見法衣佛具店南店から出火した時間が11時半ごろということもあり、大半の宿泊客はチェックアウトを済ませた後であった可能性が高く、旅館内には従業員と宿泊客しかいなかった可能性が高いと考えられる。
それでも、旅館の窓ガラスが焼けたと言われていることから、火災に気づくのがもう少し遅かったら和室の多い旅館は洋室のみのホテルとは違い、畳や障子・木枠などに火が移りやすく火の手が回るのが早いため、隣接の旅館「あづまや」までも火災に巻きこまれてしまう事も考えられる。
紅葉を楽しみに全世界から京都を訪れる人が多いこの季節、この場所で誰一人けが人が出なかったというのは奇跡と言っても過言ではないであろう。
寒くなり、空気が乾燥してくるこの季節、思いもしなかったものから出火し火災になってしまうことも考えられる。
火の元にはもちろんのこと、電気やガスの使い方も今一度確認する必要がある。