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金色のガッシュ!!2がつまらなくてひどい!【失敗の予感】

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結論を先に述べると「金色のガッシュ!!2がつまらなすぎて酷くないか?」ということです。

前作ファンの期待の続編「金色のガッシュ!!2」(完全版)が2022年9月16日にようやく発売されました。

そもそもの話になりますが、漫画の”続編”というのは、完結していない物語が前提というふうに考えているいるのですが、みなさんはどうでしょうか?

正直、ガッシュに限っては、ストーリーの途中で儚くも魔界に消えていった”友達”の力を借りて、最強の的に立ち向かい見事勝利を収めるという感動のラストを迎え、チャンチャンという感じでハッピーエンドで終わっていたはずです。

この記事では

【ガッシュ2】がつまらなくてひどい

【ガッシュ2】が”つまらない”理由

【ガッシュ2】は必要だったのか

【ガッシュ2】の良かった点

【ガッシュ2】を踏まえた漫画の続編がたどる運命

【ガッシュ2】の口コミ/感想

これらについて書いていきます。

※本記事は、発売中の「金色のガッシュ!!2」全七巻を読み終わった筆者の個人的な考察となっていますのでご了承ください。

金色のガッシュ!!2がつまらなくてひどい!

さて、大ヒットを記録した前作に続き、満を持して発売が開始された「金色のガッシュ!!2」ですが、いざフタを開けてみるとアレ?こんなだったかなという感じでした。

自分の中でハードルが上がっていただけに、肩透かしを食らいました。

展開がイマイチ

ガッシュの一つの良さである「テンポの良さ」が損なわれていましたね…

わけのわからない新キャラだけ登場させてグダグダされても、保ちません。

4巻目(4話)で初めてガッシュが登場します。

はっきり言ってこっちはガッシュ待ちなんですよ…しかもガッシュ降臨に至るまでも引っ張るほどの内容もなかったです。

(例えば、清麿がエジプトの貧しい子どもたちにごちそうを振る舞うシーンは、本題に関係ない上に成り行きがピンとこないから感情移入もできないので丸々カットでも全く問題なかったと思います)

zatchbell出典:金色のガッシュ!!2より

そうかと思えば片手間で旧キャラが軒並み倒されていたというショッキングなシーンがあったりと、

特別引き込まれるシーンが少ない割にモヤモヤさせるシーンが多い印象が強いです。

1の時の勢いはもうそこにはありませんでした。

旧作の最終章ではキャンチョメなどの主要キャラがバッタバタ倒していった過去がありつつ、新作の序盤でこのグダグダ感は良くないですね。

何の説明もされないまま次から次へとよくわからない新キャラばかり出てきて、肝心な話もなかなか進まないときたので率直な感想は「何の漫画?」ということです。

グロい

グロシーンの是非につていは賛否両論あると思いますし、実際私もグロ映画も好きで特別苦手ということは全くありません。

が、ガッシュは良くも悪くも比較的「グロさ」がない作品でした。

あっても串刺しシーンくらいのものだったと思います。

それがここにきて、1話でいきなしキャラが真っ二つになっています笑

2に入ってから路線変更されたのか、あるいは単なる”誤魔化し”でグロ作品に昇華させたのでしょうか。

という邪推してしまう自分も嫌ですが。

グロくなくていいので、展開がほしいです!!

キャラが…

個人的には、キャラもアレな感じがしました。

オペラ座の怪人のような顔の赤ちゃん

とにかく表情や言動がうるさい女の子

鬼〇の刃っぽいツンツン坊主のいかにもなバトル漫画キャラ

と、序盤から今ひとつ魅力に欠けるキャラのオンパレードでした。

ガッシュ特有の超絶可愛いゆるキャラの可愛さは健在でしたね!

1話では子犬ちゃんが登場します。

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金色のガッシュ!!2がつまらない理由

編集者の問題

金色のガッシュ!!2の出来が残念に感じた理由の一つには

側に有能な編集者がいなくなった

ことが挙げられそうですね。

金色のガッシュ!!は週刊少年サンデーで連載されていましたが、、作者「雷句誠」と編集者の訴訟問題も騒動となりました。

噂では、歴代の担当編集者とトラブル続きだったなんてことも言われています。

しかし、そうは言っても少年サンデーの編集部なのでいわずもがなその道のプロです。

今思うと、一世を風靡した「金色のガッシュ!!」は少年サンデーの編集ありきっだったのではないか…

有能な支えがいなくなってからの金色のガッシュ!!続編の体たらくを目の当たりにすると、やはり少年サンデーの存在は大きかったと言わざるを得ませんね。

【金色のガッシュ!!2】ここは良かった!

ガッシュではお馴染みのいわゆる【ゆるキャラ】も登場していました。

ガッシュ好きの人の中には私のように、ウマゴンなどの圧倒的に可愛いキャラがいることが、「ファンであることの小さくない理由」という人もいるんじゃないでしょうか。

基本バトル漫画なので、殺伐としたシリアスなシーンの合間に、ウマゴンの純粋な可愛さ(声やふるまい含め)がなんとも目の保養になるんですよね。

そういう目の保養キャラがちゃんと出てくるところは前作の良い点を踏襲しているなと思います。

金色のガッシュ!!2はそもそも必要あったのか?

元も子もありませんが、ガッシュ2って必要だったのかというところです。

魔界に還っていった魔物のその後は?」「果たしてガッシュは王になれるのか?」これが知りたいというニーズはもう前作の最後を読んだ時点で満たされています。

いちファンとしての憶測ですが、ファンの中で「金色のガッシュ!!」という物語はもう完結していると思うんですよね…綺麗に。

主人公の「優しい王様になる」という野望は達成できてますから。

ここでまたストーリーを付け足しても、「いつ終わるの?」「アノ魔物たちに不幸が?」と、むしろちょっとした煩わしさまで感じてしまいました。

なので個人的に「続編」はもう胸焼けしてしまいます…笑

そういうこともあって、つまらない・ひどいといった感想に繋がったのだと自分で納得しています。

自分の中でガッシュ2はもう「亡霊」です。

【金色のガッシュ!!2がつまらなくてひどい!】やはり続編はコケる運命か…

漫画の続編については、あまり良いイメージがない人が多いのではないでしょうか。

例にもれず、このままだとガッシュも例にもれず”続編失敗漫画”と同じ末路を辿るかもしれません。

クリア・ノート編で綺麗に完結しているのですから、無理に続けなくてもいいと思います。

傑作と評された前作に、不幸にも汚名を着せることを裂けるために、「外伝」的な位置づけで出版されるべき作品だったのかなと、個人的には思います。

口は悪くなりますが、あくまで「ガッシュ」にすがりたいというのであれば、ここからは旧キャラ達をスピーディーに登場させていくべきです。

個人的には、雷句先生の描く動物キャラは毎回超可愛いので、ゴフレ、ウマゴン等のガッシュに登場した歴代の動物キャラだけが出てくるスピンオフを作ってほしいところですね♪

しかしここでの感想とはうってかわって、下馬評はかなり好評のようです。

金色のガッシュ!!2の口コミや感想

この記事をご覧になっている方にはびっくりな事実かと思いますが、アマゾンでは以下のようにガッシュ2を賛美するコメントで溢れかえっています。

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感想は人それぞれあって当たり前ですし、ガッシュ2が面白いという人を否定する気も毛頭ありません。

しかし、ご紹介したコメントのように、ガッシュ2賛成派のコメントをよくよく見てみると、「思い出補正」の影響をガンガンに受けている人が多い傾向がありますね。

つまり、単なる懐かしさから読みたいってなった人が、ある種脳死状態で評価するコメントが少なくない感じも受けます。

”ガッシュの続編だから面白いに決まっている”というのは、ガッシュ2を評価する上で公平ではないですし、作者を(漫画家として)成仏させてあげるためにもよくありません。

難しい言葉では確証バイアスといったりしますが、そのたぐいも十分あることだと思います。